第9回　東海しゃくなげ会

講演：「乳房炎と生産獣医療」 乳房炎発生要因の分析と防除管理プログラムの実践
講師：麻布大学　獣医学部獣医学科衛生学第一研究室　講師 河合一洋

ゼノアックトピックス：「乳汁細菌検査用培地イージーメディアの活用について」
講師：ゼノアック　中央研究所生物化学研究チーム　佐藤毅史

 2013年1月9日、名古屋駅前のウインクあいちにて、第9回東海しゃくなげ会が産業動物臨床獣医師を中心に約80名のご出席のもと盛大に開催されました。「乳房炎と生産獣医療」―乳房炎の発生要因の分析と乳房炎防除管理プログラム―と題し、麻布大学講師河合先生に乳房炎の現状と発生要因の分析、乳房炎防除管理プログラム及び難治性乳房炎など3時間半にわたるご講演をいただきました。特に乳房炎防除管理プログラムは、畜舎の換気から搾乳システムの保守点検の重要なチェックポイント、さらにいかに農家に理解してもらい対策を実施しもらうかなど、北海道における豊富な実践事例をもとにわかりやすくご説明いただきました。また、乳房炎起因菌を血液寒天培地で培養したサンプルを多数ご準備いただき、その場で目視同定の実習までしていただき大変好評でした。コロニーの目視同定で8割以上正解された先生も何人かいらっしゃいました。東海しゃくなげ会水野会長、総合司会をおつとめいただいたNOSAI愛知伊藤先生はじめしゃくなげ会役員の先生方に感謝申し上げます。