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沿革

1941

1941.08

創業者・福井貞一
(ふくいさだかず)

薬剤将校として郡山陸軍病院の開設を命じられ郡山に赴任。初めて郡山の地を踏む。これが、戦後の郡山で会社を興す第一歩となった。

福井貞一

略歴
大正6年(1917)5月21日、奈良県高市郡高取町の配置売薬業を営む家の4男として生まれる。昭和13年3月、富山薬学専門学校(現・富山医科薬科大学)卒業。同年4月、徴兵検査にて甲種合格。昭和14年1月入隊。昭和16年8月、郡山陸軍病院の開設将校(少尉)として郡山に赴任。昭和21年8月、「旭日薬品工業株式会社」を設立、人体薬の製造を開始する。昭和63年5月まで代表取締役社長、平成10年5月まで代表取締役会長として日本全薬工業(株)の経営を掌る。平成12年4月死去(享年84歳)。

1946

1946.05

資本金18万円をもって会社を設立

商号は『旭日(あさひ)薬品株式会社』。郡山市宮田15番地にて製造を開始。

旭日(あさひ)薬品株式会社

1948

1948.04

福島県からの受注を契機に動物用医薬品の製造を開始

馬のリンゲル液の受注に続き、骨軟症治療薬「OSM」「強力OSM」の製造を開始。

強力OSM

1949

1949.05

商号を日本全薬工業株式会社に変更。

1953

1953.04

肝蛭駆除剤の研究を佐渡島で成功させ製品化

農水省家畜衛生試験場北陸支場長の吉田信行氏の協力でネオヘキサロンの試験を開始。

吉田信行氏とネオヘキサロン

1953.11

PR映画「牛を狙う虫」を制作・公開し全国に新薬を普及。

1958

1958.02

固形塩を「鉱塩®」と命名 工場を建設し製造を開始

東京大学教授の臼井一哉氏の協力で研究を開始。製造許可の後押しも頂き生産開始。57年に昭和一丁目に新工場、59年同地に鉱塩工場が完成。

鉱塩工場の様子

1961

1961.01

先進国の畜産・動物薬事情を視察するために渡米

米国視察で、畜産業の発展こそが動物薬メーカーの成長につながるという経営理念を持つに至る。

渡米の様子

1961.07

帰国後に社是を制定。販売拠点を拡大。

1969

1969.03

北海道しゃくなげ会を設立

社是「畜産界になくてはならぬ会社」の実現のため、産・官・学が一体となった研修会を北海道に創設。そののち関東、九州など全国でしゃくなげ会が次々に誕生。

北海道しゃくなげ会の様子

1971

1971.01

鉱塩最大の需要地、北海道に釧路工場を建設、操業開始

北海道の畜産生産の急増、将来需要への生産体制拡充の観点から決断。塩とミネラルの必要性も認識が深まり、鉱塩®エム、鉱塩®エスなど新製品も発売。

釧路工場

1972

1972.08

スミス・クライン&フレンチ・ラボラトリーズと提携

海外企業と初の業務提携。同社のワクチンやフィラリア予防薬などの輸入・販売を開始。

スミス・クライン&フレンチ・ラボラトリーズ

1973

1973.06

販売拠点を7販売会社に再編

1975

1975.03

郡山市安積町の現在地に新工場が完成

郡山市小原田地区の工場近隣の東北新幹線建設により工場を移転。71年に完成した研究牧場の同地に建設、研究と生産が一体化。

郡山市安積町の新工場

1982

1982.06

中央研究所研究棟、大動物特殊実験棟が完成

当時の動物薬メーカとしては類を見ない規模の研究所が完成。臼井一哉氏を副社長・研究開発責任者として招聘。創立35周年とあわせて落成祝賀会を挙行。

中央研究所研究棟、大動物特殊実験棟

1983

1983.11

畜産発展地域の九州に小林工場を建設

九州の畜産生産が急増。鉱塩®の製造を中心とする新工場を宮崎県小林市に建設、生産開始。

小林工場

1989

1989.10

臨床研究牧場・施設完成

本社より東へ30km、阿武隈山系の小野町に開設。中央研究所と共にGLP対応施設を整備。

臨床研究牧場・施設

1996

1996.03

ジョイントベンチャー、ローヌ・メリュー日本全薬を設立

世界一のワクチンメーカー、フランスのローヌ・メリューと合弁企業を設立。翌年フロントライン®を発売。そののち販売額は国内動物用医薬品第一位に。

ローヌ・メリューと合弁

2001

2001.02

天津全薬動物保健品有限公司を設立

2001年2月26日設立。初の海外工場は政府直轄の天津経済技術開発区(TEDA)に11月竣工。2002年6月から日本向け固形塩の出荷を開始。

天津全薬動物保健品有限公司

2001.07

新創業時代がスタート 企業ブランド "ゼノアック®"

本社と6販売会社を統合し、動物種別営業体制、商物分離体制を開始。新しい企業ブランド名は「ゼノアック®」。

新創業時代がスタート

2005

2005.03

中韓国市場に向けて海外事業部「北京代表処」を開設

北京代表処の業務は、日本全薬工業製品のマーケティングや販売促進、現地企業との連携など。

北京代表処

2008

2008.12

動物実験施設を更新 動物実験センター(AEC)竣工

B棟(犬猫の飼育)、C棟(犬猫感染試験、鶏ワクチン開発試験・検査)は2008年5月、A棟(品質管理・製品開発試験、小動物飼育)は12月に完成。

動物実験施設

2009

2009.04

日本バイオロジカルズ(NBI)を系列会社化

鶏用ワクチンの開発・輸入を行うNBIの製品を2003年の提携から販売。株式の2/3を取得し系列会社化。

NBIを系列会社化

2011

2011.03

東日本大震災で本社が被災 東京支社を開設

第三工場は解体し宮崎県小林市へ移転、事務棟は建て替え。在庫の分散、情報システムの冗長化、東京支社開設など、事業継続と復興への取組を加速。

東京支社

2013

2013.03

復興のシンボル、研修管理棟が完成

自然エネルギーを利用したエコで開放的な社屋が完成。協働スペースやセキュリティも充実。2016年1月には福島県建築文化賞・復興賞を受賞。

研修管理棟

2014

2014.07

第三工場(バイオプラント)が完成

組換えタンパク原料および製剤、ホルモン製剤、保存液製剤を生産。日米欧の三極GMPに準拠。6月には「アレルミューン®HDM」発売。

バイオプラント

2016

2016.01

ベトキノール・ゼノアック株式会社の設立

フランスのベトキノールとの合弁会社。小動物向け製品のラインナップ充実に期待。

ベトキノールと合併

2016.11

日本経営品質賞(大企業部門)を受賞

創業70周年に花を添える8年間の取組み成果。東北・北海道地区で初、動物薬・畜産・ペット業界でも初の受賞。

日本経営品質賞を受賞

2017

2017.11

品質管理棟を新たに建設

グローバル化、細胞保存液の販売拡大、医薬品製造受託の事業化、CMC 部門設置による生産技術の応用・拡大・導入を図る。

品質管理棟

2017.12

ふくしま産業賞(福島県知事賞)受賞

同賞は福島民報社がものづくりの振興によって福島県の活力を高めるため創設。福島県と関係団体の共催、東北経済産業局などの後援。

ふくしま産業賞を受賞

2021

2021.04

ゼノアックホールディングスの設立

新たな事業持株会社「ゼノアックホールディングス株式会社」を設立。動物薬の日本全薬工業と人体薬のゼノアックリソース(現ゼノジェンファーマ)はその完全子会社に。

ゼノアックホールディングス