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第3回 南東北しゃくなげ会
INDEX
概要
開催場所・日時
2013年06月13日(木)
ホテルモントレ仙台 宮城県仙台市青葉区中央4-1 022-265-7110
【テーマ】「これからの産業動物獣医療」~生産性阻害要因の対策~感染症についてパートⅢ~
基調講演:「BVD-MDの病態とコントロール」
講師:(独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 ウイルス・疫学研究領域 亀山健一郎
特別講演:「ヨーネ病の国際的発生状況とクローン病の関連について~我が国の酪農が生き延びるキーになるのか~」
講師:東都医療大学ヒューマンケア学科特任教授、東京医科歯科大学医学部 人体病理学教室非常勤講師 百溪 英一
〈パネルディスカッション〉
「パネラー発表」
(1)「排菌量の異なる牛ヨーネ病患畜における胎児感染事例」
宮城県仙台家畜保健衛生所 技術主査 矢島 りさ
(2)「ガンマデルタT細胞性牛白血病の症例について」
福島県農業総合センター畜産研究所沼尻分場 主任研究員 壁谷 昌彦
(3)「地方病性牛白血病に対するNOSAI山形の取組み」
山形県農業共済組合連合会 技師 三山 豪士
ゼノアックトピックス:「カーフサポートエナジー」
講師:日本全薬工業(株) 営業本部学術部 シニアテクニカルアドバイザー 後藤 篤志
ダイジェスト
2013年6月13日、ホテルモントレ仙台にて、第3回南東北しゃくなげ会が産業動物臨床獣医師を中心に約110名のご出席のもと盛大に開催されました。メインテーマを「これからの産業動物獣医療~生産性阻害要因の対策~感染症についてパートⅢ」とし、現場で問題となっている遅発性感染症に関し講演が行われました。基調講演は動物衛生研究所の亀山先生が「BVD-MDの病態とコントロール」と題し、病態とコントロールのため持続感染牛の摘発淘汰とワクチネーションの重要性などを海外事例なども含め紹介していただきました。また、特別講演は百渓先生(国際ヨーネ病学会理事)が「ヨーネ病とクローン病~ヨーネ病の国際的状況とクローン病の関連~」と題し、両疾病の関連についてインパクトのある内容を発表されました。ヨーネ病の制圧が可能な国はほぼ日本だけという事で、これは今後の日本の酪農が生き残るための大きなポイントであるというお考え示されました。その後、NOSAI宮城松田先生をコーディネーターとし、亀山先生、百渓先生をアドバイザーとし、パネルディスカッションが行われました。パネラーは宮城仙台家保矢島先生、福島県農業総合センター壁谷先生、NOSAI山形三山先生の3名で、ヨーネ病、牛白血病の現場での事例や取り組みが発表され、その後活発な質疑応答がなされました。南東北しゃくなげ会谷津会長、総合司会をおつとめいただいたNOSAI宮城武蔵先生はじめしゃくなげ会役員の先生方に感謝申し上げます。