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第6回南東北しゃくなげ会
INDEX
概要
開催場所・日時
2016年06月09日(木)
ホテルモントレ仙台 宮城県仙台市青葉区中央4-1-8 022-265-7110
【テーマ】「これからの産業動物獣医療」~臨床現場における生産性阻害要因とその対策~
基調講演:「暑熱ストレス対策」
講師:あかばね動物クリニック 鈴木 保宣
〈パネルディスカッション〉
「パネラー発表」
(1)「山形県における暑熱被害の状況と対策について」
山形県農業共済組合連合会 家畜診療研修所 所長 渡辺 栄次
(2)「暑熱が乳牛に与える影響 ~個別評価の重要性について~」
宮城県農業共済組合 中央家畜診療センター 損防課 技術主査 坂井 靖
(3)「トンネル換気を用いた暑熱対策について」
福島県酪農業協同組合 県南酪農指導所 岡野 巧
南東北地域トピックス「第11回全国和牛能力共進会宮城県大会のお知らせ」
第11回全国和牛能力共進会宮城県実行委員会
ダイジェスト
2016年6月9日、ホテルモントレ仙台にて、第6回南東北しゃくなげ会研修会が産業動物臨床獣医師を中心に、約100名ご出席のもと盛大に開催されました。メインテーマを「これからの産業動物獣医療~臨床現場における生産性阻害要因とその対策~」とし、基調講演はあかばね動物クリニックの鈴木先生が「高泌乳牛の繁殖成績改善について考える」と題し、ご講演いただきました。鈴木先生からは夏場に低下しやすい繁殖成績をどのように改善していくかという観点から、暑熱対策について幅広く解説いただきました。環境対策としては温湿度指数(THI)の考え方やTHIを低くするための方法を、栄養管理としてはルーメンアシドーシス対策やビタミンとミネラルを用いた酸化ストレス対策などを具体的にお話しいただき、大変興味深い講演になりました。
その後、宮城県農業共済組合の松田先生をコーディネーター、鈴木先生をアドバイザーとし、パネルディスカッションが行われました。パネラーはNOSAI山形渡辺先生、NOSAI宮城坂井先生、NOSAI福島岡野先生の3名で、各地区の臨床現場における暑熱対策が発表され、その後活発な質疑応答がなされました。パネルディスカッション後は、来年9月に実施される第11回全国和牛能力共進会宮城県大会についてお知らせがあり、大会マスコットキャラクターの牛政宗くんも紹介され盛り上がりました。
意見交換会では、昨年同様に牛乳で乾杯が行われ、非常に盛り上がりました。
南東北しゃくなげ会武蔵会長、総合司会をおつとめいただいたNOSAI宮城佐々木先生はじめしゃくなげ会役員の先生方に感謝申し上げます。