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第5回南東北しゃくなげ会
INDEX
概要
開催場所・日時
2015年06月12日(金)
ザ・セレクトン福島 福島県福島市太田町 13-73 024-531-1111
【テーマ】「これからの産業動物獣医療」~臨床現場における生産性阻害要因の症例とその対策~
基調講演:「高泌乳牛の繁殖成績改善について考える」
講師:酪農学園大学 農食環境学群 循環農学類 家畜繁殖学 堂地 修
〈パネルディスカッション〉
「パネラー発表」
(1)「共済獣医師と繁殖障害(聞き取り調査から)」
福島県農業共済組合連合会 郡山田村家畜診療センター 所長 横山 哲郎
(2)「発情不明の黒毛和種繁殖牛に対するPGF2α製剤投与時の超音波診断の有用性」
山形県農業共済組合連合会 置賜家畜診療所 診療課 薮田 拓生
(3)「人工授精後のCIDR処置による受胎促進効果」
宮城県農業共済組合連合会 中央家畜診療センター 診療課 技師 内海 博文
ゼノアックトピックス:「セファメジンZ」
講師:日本全薬工業株式会社 営業本部学術部 西川史人
ダイジェスト
2015年6月12日、ザ・セレクトン福島にて、第5回南東北しゃくなげ会研修会が産業動物臨床獣医師を中心に、約100名ご出席のもと盛大に開催されました。メインテーマを「これからの産業動物獣医療~臨床現場における生産性阻害要因とその対策~」とし、基調講演は酪農学園大学の堂地先生が「高泌乳牛の繁殖成績改善について考える」と題し、ご講演いただきました。大学内で飼育されている和牛に関する話題、繁殖成績低下に影響している要因、乳牛の受胎成績の推移と特徴、栄養状態と繁殖の関係、受胎率向上のための対策について、フィールドでの試験成績等、豊富なデータをもとに幅広く解説いただきました。繁殖成績改善には様々な側面からのアプローチが必要であることを認識でき、大変興味深い講演になりました。
その後、(独)家畜改良センター橋谷田先生をコーディネーター、堂地先生をアドバイザーとし、パネルディスカッションが行われました。パネラーはNOSAI福島横山先生、NOSAI山形薮田先生、NOSAI宮城内海先生の3名で、各地区の臨床現場における繁殖に関わる生産性阻害要因とその対策が発表され、その後活発な質疑応答がなされました。
南東北しゃくなげ会鈴木会長、総合司会をおつとめいただいたNOSAI福島角田先生はじめしゃくなげ会役員の先生方に感謝申し上げます。