概要
開催場所・日時
2022年06月09日(木)
ハイブリッド型(対面式+WEB配信)
山形国際ホテル(対面式)
【テーマ】『これからの産業動物獣医療』
~臨床現場における生産性阻害要因とその対策(子牛の臍疾患)~
(司会)コーディネーター:山形県農業共済組合 置賜家畜診療所 西置賜出張所 土谷 佳之
基調講演:「子牛における臍部感染症の診断と治療」
講師:宮崎大学 農学部 獣医学科 産業動物内科学研究室 佐藤 礼一郎
発表1:(仮題)「子牛の臍帯炎に関する全国アンケート調査報告」
講師:宮城県農業共済組合 家畜診療研修所 新井 偉典
発表2:(仮題)「黒毛和種子牛の尿膜管遺残症に対し外科処置を施した5症例と農場アンケートを用いた臍炎発生要因の検討」
講師:山形県農業共済組合 最上家畜診療所 高橋 悠介
発表3:(仮題)「組合初生牛セリ市場における臍部瑕疵の有無による価格差への影響について」
講師:福島県酪農業協同組合 生産部 購買畜産課 甲斐 響
ダイジェスト
2019年6月12日、ホテルモントレ仙台にて、第9回南東北しゃくなげ会研修会が産業動物臨床獣医師を中心に、約110名ご出席のもと盛大に開催されました。基調講演は有限会社アニマルプロダクションマネージメント代表の三好志朗先生が『農場のビックピクチャーを見る「-牛の訴えに耳を傾ける」-』と題し、ご講演いただきました。牛の飼養管理の大枠を見るということで、牛舎、餌、水、空気、衛生面などの面から総合的に牛の管理についてお話しいただきました。生産性の向上のための実践的な内容が豊富に含まれ、質疑も活発に行われ、非常に好評でした。 その後、宮城県農業共済組合の平間拓栄先生をコーディネーター、三好先生をアドバイザーとし、パネルディスカッションが行われました。パネラーは宮城県農業共済組合 黒岩朋子先生、山形県農業共済組合 今野幹雄先生、福島県農業共済組合 蕪木洋之先生の3名で、それぞれ「ホルスタイン種乳牛における血乳症と酸化ストレスに関する研究」「交雑種哺育農場におけるカーフフィーダーの利用について」「フリーストール農場におけるサルモネラ症発生対策事例」という切り口の異なる内容を発表していただき、発表後には活発な質疑応答がなされました。意見交換会では、昨年同様に牛乳で乾杯が行われ、非常に盛り上がりました。 南東北しゃくなげ会会長佐々木弘志先生、総合司会をつとめていただいた宮城県農業共済組合 高橋孝幸先生はじめしゃくなげ会役員の先生方に感謝申し上げます。