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第50回北海道しゃくなげ会
INDEX
概要
開催場所・日時
2018年02月16日(金)
札幌グランドホテル 札幌市中央区北1条西4丁目 011-261-3311
【テーマ】「牛の繁殖を考える」
総合司会:(一社)ジェネティクス北海道、北海道大学 髙橋 芳幸
基調講演:「乳用牛群検定データを用いた牛群における問題点の見つけ方」
講師:酪農学園大学 中田 健
〈パネラー講演〉
(1)「フレッシュチェックの有用性:子宮回復遅延牛へのアプローチを再考する」
北海道ひがし農業共済組合 櫻井 直人
(2)「CIDR定時授精プログラムの受胎率と受胎に影響を与える要因の調査」
十勝農業共済組合 瀬尾 洋行
(3)「妊娠率に着目した繁殖改善の事例紹介」
オホーツク農業共済組合 大脇 茂雄
(4)「飼料設計を活用した士幌町の繁殖検診の実例」
士幌町農業協同組合 西沢 尚之
(5)「関係機関と連携した乳牛の飼養管理指導による周産期病提言と繁殖改善」
北海道中央農業共済組合 尾矢 智志
ゼノアック情報コーナー「製品紹介」
講師:日本全薬工業株式会社 営業本部 学術部 PAテクニカルサービスチーム 岩松 香里
ダイジェスト
平成30年2月16日(金)に約270名余りの参加を得て、第50回北海道しゃくなげ会研修会が札幌グランドホテルで開催されました。
研修会は、一昨年の第48回から3年継続して「牛の繁殖を考える」をテーマとし、ジェネティクス北海道顧問の北海道大学名誉教授である高橋芳幸先生の司会のもと、酪農学園大学の中田 健教授から繁殖に関する諸課題の解決の糸口となるデータやその分析方法などに関する基調講演「乳牛牛群検定データを用いた牛群における問題点の見つけ方」に始まり、パネラー講演として5名の講師から、農場の乳検データや繁殖検診結果などに基づき人工授精プログラムや飼料設計の改善などにより、受胎率や妊娠率の向上が認められた事例が紹介されました。また、講演終了後の総合質疑では、司会の高橋先生の進行のもとで多くの質疑をいただきながら、研修会のテーマである牛の繁殖に関する新たな知見や情報交換など参加者にとって実りの多い研修会になりました。なお、研修会終了後、第50回研修会記念祝賀会が約210名の参加のもと開催され、長年にわたり本研修会を支援し、産業動物に関わる獣医師や畜産関係者の学識や技術向上に尽力された功績を称え、日本全薬工業(株)福井会長へ感謝状が贈呈されるとともに、これまで本研修会の講師などを務められ種々ご指導をいただいた道内獣医系3大学の諸先生から、北海道しゃくなげ会の思い出や今後の発展を期待する貴重なメッセージを頂戴するなど、華やかな祝賀会が開催されました。