
循環器系作用薬
最終更新日:2022年4月4日
ベトメディンチュアブル 1.25mg
動物用医薬品
要指示
指定
・生存期間の延長/速やかな症状の改善/症状発現の遅延/心拡大の進行抑制を可能にします。
・多くの臨床的エビデンスを作り上げてきた、動物用循環器治療薬です。
・多くの臨床的エビデンスを作り上げてきた、動物用循環器治療薬です。
- 製造販売業者(輸入元)
- ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン株式会社
- 成分・分量
- ピモベンダン 1錠中1.25mg
- 効能・効果
- 犬:僧帽弁閉鎖不全による慢性心不全に伴う症状の改善。心拡大を伴う無徴候性の僧帽弁閉鎖不全に続発する慢性心不全に伴う症状の発現の遅延及び心拡大の進行抑制。
- 用法・用量
- 体重1kg当たり、ピモベンダンとして0.25mgを1回量とし、1日2回、朝夕おおよそ12時間間隔で経口投与する。尚、体重別には次の投与量による。
体重 (kg) 1.25mg 2.5mg 5mg
2.0kg以上-3.6kg未満 1/2錠 ー ー
3.6kg以上-6.6kg未満 1錠 ー ー
6.6kg以上-8.6kg未満 1+1/2錠 ー ー
8.6kg以上-12.0kg未満 ー 1錠 ー
12.0kg以上-14.0kg未満 1/2錠 1錠 ー
14.0kg以上-17.0kg未満 1錠 1錠 ー
17.0kg以上-19.0kg未満 1+1/2錠 1錠 ー
19.0kg以上-23.0kg未満 ー ー 1錠
23.0kg以上-28.0kg未満 1錠 ー 1錠
28.0kg以上-34.0kg未満 ー 1錠 1錠
34.0kg以上-37.0kg未満 1錠 1錠 1錠
37.0kg以上-43.0kg未満 ー ー 2錠
・上記は目安であり、例えば、2.5mg1錠は1.25kg2錠、5mg1錠は1.25mg4錠又は2.5mg2錠で代用できる。 - 包装単位
- 50錠(10錠 x 5)
- 注意事項
- 【一般的注意】
・本剤は、要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。
・本剤は、効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。
・本剤は、定められた用法・用量を厳守すること。
【使用者に対する注意】
・誤って薬剤を飲み込んだ場合は、直ちに医師の診察を受けること。
【対象動物に対する注意】
・本剤は食餌のおおよそ1時間前に投与すること。
・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。
・本剤は体重2kg未満の犬には投与しないこと。
・妊娠中及び哺乳犬に対する安全性は確立されていないので、妊娠中及び授乳中の犬には投与しないこと。やむを得ず、授乳中の犬に投与する場合には、授乳を中止すること。
・本剤は肝臓で代謝されることから、重度な肝障害を有する犬は副作用が発現しやすくなるおそれがあるため、臨床症状を十分観察しながら投与すること。
・肥大性心筋症あるいは機能的又は解剖学的に心拍出量の増加が見込めない症例(例えば、大動脈狭窄症)には用いないこと。
・無徴候性の僧帽弁閉鎖不全の犬に投与する際は、Levineの心雑音強度分類第Ⅲ度以上の心雑音を伴う心拡大であることを、身体検査及び心画像検査により確認すること。
・必要により適切な対症療法(フロセミドによる利尿等)を行うこと。
・重度の慢性心不全に対する本剤の単独投与による有効性は確立されていない。
・本剤による心筋収縮はカルシウム拮抗薬のベラパミル及びジルチアゼム、並びにベータ拮抗薬のプロプラノロールで減弱する。
・まれに軽度の頻脈及び嘔吐がみられることがある。これらの作用は用量依存性であるため、投与量を減じることで避けられることがある。
・まれに一過性の下痢、食欲不振又は嗜眠がみられることがある。
【取り扱い及び廃棄のための注意】
・小児の手の届かないところに保管すること。
・本剤の保管は直射日光、高温及び多湿を避けること。
・誤用を避け、品質を保持するため、本剤は他の容器に入れ替えないこと。
・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。
・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。