
2024年10月30日 Zenoaq Story
【Story】畜産業界の発展を支える「しゃくなげ会」と弊社の関わり。
写真:第56回北海道しゃくなげ会の様子
ZENOAQ Story(ゼノアック ストーリー)では、月に1回オリジナルの読み物記事を配信し、弊社に関わる動物やヒトなどのストーリーをお伝えします。 |
ありがとうございます。
「しゃくなげ会」と聞いてそれが何か分かるのは、私たちの業界の方ぐらいではないでしょうか。
しゃくなげ会とは、「獣医・畜産関係者が集まり、相互の連携を深めることによって、家畜の衛生、改良、飼養管理、その他畜産経営全般にわたる技術の向上を図る」ことを目的とした研修会です。
昭和44年に「北海道しゃくなげ会」が設立され、現在では支部も含め全国で16のしゃくなげ会があり、たくさんの獣医師や畜産関係者が参加しています。(1都1道2府32県/毎年約1,000名)
メールやSNSはもちろん、畜産の情報共有もなかった時代。弊社の創業者である福井貞一(以下、社主)は1968年(昭和43年)に郡山市昭和町の工場に北海道の獣医師、技術者25名を招待します。そこで社主が「畜産の発展に必要な研究開発をしていきたい」と経営ビジョンを語ったことで連携の想いが広がり、これがきっかけとなって翌1969年(昭和44年)に畜産業界の学会ともいえるしゃくなげ会が発足しました。
しゃくなげ会の名前には、「わが国の畜産業があらゆる困難を乗り越え、基幹産業として成長、発展してほしい」という願いが込められています。しゃくなげ(石楠花)の花が、高山地帯の長い風雪に耐え、春を迎える4~5月頃に淡い桃色の清楚な花を咲かせることが由来です。
写真:しゃくなげの花・創業70周年を記念して作られた版画
各地区のしゃくなげ会は各都道府県の農業共済組合所属の先生や開業獣医師、大学の先生方などから構成されています。しゃくなげ会の運営は先生方により自主的に行われ、ゼノアックは事務局としてサポートしています。研修会のテーマは各地区の理事の先生方が決定し、畜産に役立つ最新のトレンドや情報を提供しています。参加された先生方にはアンケートに協力いただき、その内容は次の研修に役立てられています。畜産業界に関わる皆様のおかげで、しゃくなげ会の長い歴史が実現できています。
私たちは製品だけでなく、様々な情報やサービスを提供することで、動物の価値を高め、畜産業界に貢献してまいります。
ありがとうございました。