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社会貢献

ゼノアックの持つ独自性を活かして地域発展に寄与する

ゼノアックが取り組む社会貢献の範囲は、畜産・動物関連業界、動物薬業界に関する取り組みや、ゼノアックの持つ独自性を活かし地域発展に寄与する取り組みとしています。2014年には「社会貢献活動の基本的考え方」を定め、事業活動を通じた活動に加え、社員の自主性に基づく活動を推奨しています。

  • ゼノアックが持つスキルやノウハウ、経営資源を活かして、動物と人を取り巻く社会が抱える課題の解決につながる貢献活動に取り組みます。
  • 共通の価値観を持つ外部組織等との連携や寄付活動を通じて、動物の福祉向上や命を守る貢献活動に取り組みます。
  • 地域社会を構成する一員として、地域社会からの要請に応える貢献活動に取り組みます。

1. お客様に対して

2. 動物と飼い主に対して

3. 地域や社会に対して

4. 児童、生徒、学生に対して

5. 自然災害への被災地支援

6. グローバルな社会貢献

1. お客様に対して

しゃくなげ会

1961年、創業者が畜産先進国アメリカを視察した際、自社の発展は日本の畜産の発展にあることに気づき、のちに畜産技術者と臨床獣医師の技術向上と交流の場を提供する「しゃくなげ会」を立ち上げました。1969年に設立した北海道しゃくなげ会をはじめ、50年が経過した今では全国36都道府県を網羅する10の地区しゃくなげ会研修会が開催され、毎年全国でおよそ1,100名が参加するまでになりました。2020年は新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされましたが、翌年からの東海と北海道はオンラインで開催されました。
研修会のテーマは、各地区の臨床獣医師を主体としたしゃくなげ会役員会でタイムリーな地域に密着した内容となるよう検討しています。また、参加されたお客様へのアンケートを実施し、結果や対応をしゃくなげ会のホームページや次年度の研修会テキストにも掲載し、運営の改善に役立てています。長年の実績により、地区しゃくなげ会は(公社)日本獣医師会の「獣医師生涯研修事業」に民間企業の研修会で唯一認定されており、獣医師、畜産関係者の卒後教育の場として畜産界発展に寄与しています。

ゼノアックエクステンションセミナー

しゃくなげ会が座学中心の研修会であるのに対し、本セミナーは「実習」が主体です。前身は「全国しゃくなげ会」で、1968年から毎年本社で開催され、全国から約100名の産業動物臨床獣医師が参加していました。その後高度化した本格的な実習とするため、2003年に名称を「ゼノアックエクステンションセミナー」と改め、最新の実習施設・機器を保有する獣医系大学と連携し開催するようになりました。実習をより実りあるものとするため参加者数もそれまでの半分以下に絞り、若手・中堅獣医師を対象とした2日間にわたる集中セミナーとしました。これまでに酪農学園大学、岩手大学と連携し、輸液、蹄病、ダウナー症候群、繁殖などをテーマとして開催しています。地区しゃくなげ会同様にアンケートを実施し、運営の改善に役立てています。(2020年度は取り組みを中止しています。)

日本の畜産を応援するWEBマガジン「どっこいしょニッポン」

「どっこいしょニッポン」は、食の安心・安全を追求する国産畜産物の消費を促し、同時に今畜産業界が抱えている高齢化や後継者問題などの課題について向き合い、さらには畜産業のイメージアップと興味・関心を広げることを目指した活動です。WEBサイトを2016年4月に立ち上げ、一般消費者の皆様に日本の畜産の魅力を伝えるともに、畜産関係者と消費者との双方向コミュニケーションの場となることを目指し情報の配信を行っています。サイトでは「はたらく」「たべる」「くらす」「つながる」の4つの切り口のコンテンツを配信し、サイトを訪れたそれぞれの皆様がそれぞれの視点から考え、理解して頂けることを願っています。

どっこいしょニッポンサイト

「どっこいしょニッポン」公式サイト

2. 動物と飼い主に対して

セーブペットプロジェクト

ビジネスパートナーであるベーリンガーインゲルハイムアニマルヘルスジャパン(株)と共に、犬猫の殺処分問題に取り組む活動として、2010年度より「セーブペットプロジェクト」を立ち上げ推進しています。この活動は、ノミ・マダニ駆除薬市場No.1ブランドであるフロントラインの売上の一部を寄付することからスタートし、現在ではネクスガード、ネクスガードスペクトラ、ブロードラインさらに犬フィラリア症予防薬カルドメックの売上の一部、犬用デンタルガムのオーラベットの売り上げの一部も寄付されるようになりました。これらは主に殺処分低減に向けた様々な啓発や保護動物の譲渡を行う団体への寄付(保護犬・猫の医療費)、マイクロチップの普及活動などに充てられています。

(Twitter)セーブペットプロジェクト

セーブペットプロジェクトについて

動物福祉団体に製品を寄付

フロントライン、カルドメック、ネクスガードなどの寄生虫駆除薬をはじめとした製品を、かかりつけの動物病院様を通じて動物飼育団体や補助犬飼育団体に寄付しています。

身体障がい者補助犬の普及支援

ゼノアックは、身体障がい者補助犬(以下、補助犬)の普及活動を2002年から積極的に支援しています。特定非営利活動法人日本補助犬情報センターとの協力で、補助犬と障がい者の方の社会参加促進のため、様々な課題に優先順位をつけ、真に必要な支援を続けています。

イベントでのデモンストレーション
2018年度実施の社内セミナー

動物を守るさまざまな取り組み

「乳がんで苦しむ猫をゼロにする」。ゼノアックはJVCOG(一般社団法人日本獣医がん臨床研究グループ)が2019年から取り組んでいる、猫の乳がんを予防するための「キャットリボン運動」に協賛しています。また、天然記念物である沖縄のイリオモテヤマネコを守るために、医療施設に対して感染症予防ワクチンを無償提供しています。シカと列車がぶつかる鉄道事故を減らすことにも当社製品が貢献しています。「ユクル」はゼノアックが強みとする固形化技術を生かした野生のシカ向けの固形塩で、シカが好む鉄分などのミネラルを配合し、長期耐水性にも優れています。鉄分を摂取するために鉄道へ入りレールを舐めるシカに対し、シカが頻繁に出没する場所へユクルを設置すれば、シカはその場でユクルを舐め続け鉄道には近づかなくなります。日鐵住金建材が企画・発売し、ゼノアックが製造した誘鹿材「ユクル」は、「シカが求めるモノとヒトが求めるコト」を両立したデザインが評価され2016年度グッドデザイン賞と第13回エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)を受賞しています。

キャットリボン運動

3. 地域や社会に対して

福島県経営品質研究会の創設

ゼノアックは日本経営品質賞の受賞を機に、会津若松経営品質協議会の会員企業や県中地区の有力組織とともに、2018年7月、福島県経営品質研究会(FMQ)を立ち上げました。そして幹事組織として人材や施設を生かした運営を行っています。福島県内企業・組織の経営品質を高めること、そのために会員が協力して学び合い気づき合う場を提供することを目的とし、福島県の復興と事業開発向上に貢献したいと考えています。現在会員組織は40余りで、日本経営品質賞の受賞企業を招いた講演会を年に2回、そして経営品質の理解と実践のためのセミナー(2コース)をそれぞれ年に4回程度、WEBも活用しながら開催しています。組織の経営品質向上は、従業員の働きがいの向上や組織にイノベーションを生み出す環境づくりなどに貢献します。地域の組織が協力し切磋琢磨してそれらの活動に取組むことで、地域の継続的な発展に寄与します。

4. 児童、生徒、学生に対して

揚州大へのゼノアック奨学金制度

中国揚州大学獣医学部は中国における農業関係大学の名門であり、中国農業部が指定する動物用医薬品の試験機関でもあります。ゼノアックは2016年に同学部と戦略的提携関係を締結し、あわせてゼノアック奨学金を設置しました。計3年、各年計5.5万元(100万円弱)の給付を2016年から行っています。(学部生15名、修士課程10名、博士課程5名)。2019年より契約更新で奨学金の規模を若干縮小しましたが、2021年まで継続しています。

中国農業部と戦略的提携関係を締結

日本パスツール財団への寄付

ゼノアックでは、科学分野における研究がより良いものになるよう、2020年から日本パスツール財団への寄付を行っています。この機関は、学生、研究者及び一般市民を対象に、生命科学分野における日本とフランス、その他海外研究機関などとの間で研究者・学生の派遣、受け入れ等の交流を盛んにし、その為の奨学金給費等を行っています。また、海外の最先端の生命科学分野の調査研究、資料収集を促進し、そこから得た資料・情報・知識を学生、研究者及び一般市民に提供しています。

日本パスツール財団

5. 自然災害への被災地支援

東日本大震災の復興支援

ゼノアックは東日本大震災発生直後、動物救護活動等の推進確保と当該被災地での獣医医療提供のための支援として、日本獣医師会と福島県に対してそれぞれ義援金を提供しました。またゼノアックがべーリンガーインゲルハイムアニマルヘルスジャパン(当時:メリアルジャパン)と共同で行っている「セーブペットプロジェクト」への寄付金の一部を震災で被災されたペットを持つ方々の支援にあてました。震災と原発事故で置き去りにされた犬や猫を保護する三春シェルター※へも、義援金の寄付や製品の提供、社員ボランティアなどによってサポートを行ってきました。2012年には、譲渡犬・譲渡猫のマッチングやチャリティーオークションなどによるイベントを福島民報社と共催し、動物たちの保護のためのご協力を頂きました。
福島原発事故による避難指示区域12市町村の商工業や農業再開を後押しする「福島相双復興官民合同チーム」が2015年に発足し、のちに(公社)福島相双復興推進機構となりましたが、ゼノアック会長の福井邦顕はこの官民合同チームのチーム長、そして理事長として被災地へのきめ細かい支援に取り組みました。
※福島県動物救護本部による動物シェルターは2015年12月25日まで運営され、動物を殺処分することなく、すべての動物の譲渡が完了しその役割を終えました。

ゼノアック公式Facebook投稿記事「SKYLANTERN PROJECT@FUKUSHIMA」

6. グローバルな社会貢献

HealthforAnimalsのコーポレートメンバーとしての取り組み

2019年3月、ゼノアックはHealthforAnimals(ヘルスフォーアニマルズ)のコーポレートメンバーになりました。日本では(公社)日本動物用医薬品協会がメンバーとなっていますが、日本を含むアジアのコーポレートメンバーとしては当社が初めての選任です。同団体は、開発国と開発途上国におけるアニマルヘルス企業と各国のアニマルヘルス協会の代表によって構成されている非営利・非政府組織で、「動物を疾病から守ることで人を疾病から守る」という価値を社会に提供します。抗生剤の薬剤耐性菌や新型コロナウイルスなど健康に関する問題、動物福祉、環境問題など、さまざまなサステナビリティへの取り組みを行っています。2020年は新型コロナウイルスに関するメッセージや、コーポレートメンバーによるSDGsの取り組みなどを発信しました。世界のアニマルヘルス発展のため、当社は重責を全うしてゆきます。

握手している様子

HealthforAnimals