
消炎・鎮痛・解熱薬
最終更新日:2022年4月4日
メタカム0.5%注射液
動物用医薬品
要指示
劇薬
指定
・豊富な安全性データを有し、1日1回投与で持続する疼痛緩和効果が得られるため、安心且つ切れ目のないペインコントロールを可能にします。
・術前投与で術後まで24時間鎮痛効果を発揮します。
・粘度が低く、室温保存が可能なため、投与時の刺激が少なくなります。
・0.5%注射液は、投与量を少なくしたい場合におすすめです。
・術前投与で術後まで24時間鎮痛効果を発揮します。
・粘度が低く、室温保存が可能なため、投与時の刺激が少なくなります。
・0.5%注射液は、投与量を少なくしたい場合におすすめです。
- 製造販売業者(輸入元)
- ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン株式会社
- 成分・分量
- メロキシカム
5.0mg/1mL中 - 効能・効果
- 犬:術中・術後の鎮痛
猫:術後の鎮痛 - 用法・用量
- 犬:術前に体重1kg当たりメロキシカムとして0.2mg(製剤として0.04mL)を1回皮下投与する。
猫:術前に体重1kg当たりメロキシカムとして0.3mg(製剤として0.06mL)を1回皮下投与する。 - 包装単位
- 10mL 1バイアル
- 注意事項
- 【一般的注意】
・本剤は、要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。
・本剤は、効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。
・本剤は、定められた用法・用量を厳守すること。
【使用者に対する注意】
・非ステロイド系抗炎症剤(NSAIDs)に過敏症の既往歴のある人は、本剤との接触を避けること。
・誤って注射された者は、直ちに医師の診察を受けること。なお、本剤の添付文書を持参することが望ましい。
【対象動物に対する注意】
(犬及び猫に関する注意)
・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。
(専門的事項)
①対象動物の使用制限等
・妊娠或いは授乳中の犬及び猫に対する安全性は確認されていないため、投与しないこと。
・本剤は、消化管に刺激性若しくは出血性の疾患が認められる犬及び猫、肝臓、心臓或いは腎臓の機能障害並びに出血性疾患が認められる犬及び猫、及び本剤に対し過敏症の犬及び猫には投与しないこと。
・本剤は、腎臓に悪影響を及ぼす場合があるので、脱水症状、循環血液量減少或いは低血圧症の犬及び猫には投与しないこと。
・本剤に過敏症の既往歴がある犬及び猫には使用しないこと。
・本剤は、6週齢未満の幼若犬及び猫、或いは2kg未満の猫には極力投与を避けること。
②重要な基本的注意
・高齢で衰弱した犬及び猫は、副作用が発現しやすくなるおそれがあるため、臨床症状を十分観察しながら慎重に投与し、異常が認められた場合は速やかに投薬を中止して適切な処置を施すこと。
・猫では、メロキシカム又は他の非ステロイド系抗炎症剤(NSAIDs)を本剤に追加経口投与する場合の適切な用量は確立されていないため、猫へのメロキシカム又は他のNSAIDsの追加経口投与はしないこと。
・麻酔時には腎血流量の低下等のリスクが伴うため、必要に応じて補液等の処置を施すこと。
③相互作用
・腎毒性を有する可能性のある薬剤との併用は避けること。
・他のNSAIDs、利尿剤、抗凝固剤、アミノグリコシド系抗生物質及び高い蛋白結合率を有する物質との併用は毒性作用がみられることがある。ステロイド系及び他の非ステロイド系抗炎症剤、アミノグリコシド系抗生物質或いは抗凝固剤と併用しないこと。抗炎症剤を前投与している場合、副作用の発現或いは増強が生じることがあるので、本剤の投与前に最低24時間は間隔を空けること。但し、前投与した薬剤の特性に基づき、この期間を適宜延長すること。
④副作用
・本剤の投与により、NSAIDs特有の食欲低下、嘔吐、下痢、潜血便、元気消失及び腎不全がときに見られることがある。また、肝酵素の上昇、出血性下痢、吐血及び消化管潰瘍がまれに見られることがある(0.01%未満)。消化管への副作用はほとんどの場合、一過性で投与を中止すれば消失するが、まれに重篤化することがある。
・まれに本剤投与後にアナフィラキシー反応が認められる可能性がある(0.01%未満)。アナフィラキシー反応が認められた場合は、適切な処置を行うこと。
⑤過量投与
・本剤を誤って過量投与した場合には、適切な処置を施すこと。
【取り扱い及び廃棄のための注意】
・注射器具は、滅菌されたものを使用すること。
・小児の手の届かないところに保管すること。
・本剤の保管は、直射日光、高温及び多湿を避けること。
・誤用を避け、品質を保持するため、他の容器に入れかえないこと。
・本剤を分割投与する場合は、速やかに使用すること。
・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。
・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。
・使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。